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2021.08.05すだちの木

自立援助ホーム すだちの木とは?

自立援助ホーム
「すだちの木」とは?

自立援助ホームとは、何らかの理由で家庭での養育を得られない若者(概ね15歳から20歳)が、共同生活をしながら、仕事へ出たり学校に通うことで ”自活に向けた準備”をする場所です。

スタッフは利用される方の味方であることを第一に、安心できる土台「安心して挑戦できる場」であるよう努めています。すだちの木では、日々の暮らしだけでなく、ここで起きることが全て経験やチャンスになるように、「機会」を提供しています。その体験から多くを学び、ここでの生活を充実させてください。

実際の生活の様子

①自分の時間で食事を取れます。利用者もキッチンを使って家事の腕を磨いています。

②防災グッズや寄付された貸出用の衣類などが充実しています。

③応接スペースとして使っています。
利用者の相談を受けたり、児童相談所の面会に使っています。各部屋で使えるWi-Fiも設置しています。

④お風呂もランドリーも2つあり、脱衣所も取れるのでプライベートな空間になっています。

①各個室はプライバシー保護のために鍵がかけられるようになっており、全ての部屋に金庫が備わっています。

②部屋の模様替えは個人が好みで調整しています。

【備え付けのもの】
ベッド、エアコン、金庫、カラーボックス、除湿・加湿器、角ハンガー

スタッフの想い

つらい思いをしてきた子どもたちが少しずつ明るさを取り戻し、ホームで生き生きと生活し、社会で生き抜いていくことができるよう、手助けができればと思います。

(保育士)

学校の現場に長く居ました。生活の基盤を整えることも大切ですが、みなさんの将来が拓けるように、高校等の進学にも力を入れていただきたいです。そのためのお手伝いもお任せください。

(公認心理士)

2025年から勤めています。日常の生活のお手伝い以外に、病院受診などにも同行します。健康の心配なく色々なことにチャレンジしていただけるように、お役に立てればと思っています!

(看護師・養護教諭)

卒業生の声

  • 親とトラブっていたが、すだちの木のスタッフが間に入ってくれたところ、親とうまくコミュニケーションをとることができました。
  • 高校を辞めようと思っていたけど、すだちの木のスタッフに「行きなさい」って繰り返し言ってもらい、結果 辞めずに通い、無事に卒業ができたので良かった!
  • すだちの木にいる間に免許を取っておいて良かった。退所した後だったら、生活がいっぱいいっぱいで、免許を取る余裕はなかったと思う。

施設長メッセージ

奥野大地 / 臨床心理士

すだちの木を立ち上げる際、埼玉県の担当の方から「自分の子どもだと思って処遇してください」と言われたことが、今も私たちの原点です。制度の枠の中ではしてあげられないことも多く、いつもそのギャップに悩みながら向き合っています。

当然ですが、すだちの木を卒業してからが本番です。
学校、アルバイト先の同僚・お客さん、友人、パートナー、外の社会で出会う人たちにとっては、相手がどんな背景を持っているかは、あまり関係がないことです。
過去に捉われすぎず、支える側の人になってほしいと願っています。そうして自分の居場所を作っていってほしい。「世の中も、自分自身も、捨てたもんじゃないな」と実感してほしいと思っています。

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